ジェイミー・オリヴァーの給食革命を見た
2006.11.09 Thursday*
給食革命のテーマはグルメなのか子育てなのか健康なのか。
おそらくその全部だろう。
ドキュメンタリーとしても面白く、カジュアルでおしゃれなシェフ、ジェイミーにぴったりなブリティッシュロックをちりばめた、しかし内容はとても意義深いものだった。
それまでの英国のPrimary schoolの給食ときたらバランスが悪く野菜はほとんどなしの、ジャンクフードに近いもの。チキンナゲットやポテトフライ、ハンバーガー。子供が喜んで食べさえすればそれでよいのだろうか?
役所とかけあい、予算を組み、レシピを考案し、それまでろくなものを作っていなかった給食のおばさんを再教育し、子供たちに本当の食事を教える。親の協力も必要。野菜やチキンのトマトソースがけを食べたくない子供たちは家からお弁当を持ってきてしまう。
そのお弁当の中身は・・・スナック菓子!!
問題は山積み!!
しかしジェイミーあきらめない。
子供にとってバランスのとれた本当の食事がいかに大切かをジェイミーは良く知っているからだ。
その努力の結果、残業が続いて悲鳴をあげていた給食のおばさんがいつの間にか誇りを持つようになっている。
喘息の子が保健室にかけこまなくなった、という先生。
今までは午後には続かなかった集中力が切れなくなった、と感謝する先生。
ジェイミーは誹謗中傷にもめげずがんばり通して給食のおばさんの残業手当を得るために大臣にかけあい、らちがあかないとなったら署名を集めて首相に直訴。予算を勝ち取るのだった。
子供にとって食事は大切。
その信念であきらめないジェイミーを見直し、しまってあったジェイミーの料理本を久しぶりに取り出した。明日はジェイミーのレシピでおいしいものを作ってみよう。