藤田嗣治展を見る

  • 2006.04.20 Thursday
  • 22:31
東京都近代美術館で今、藤田嗣治展を開催している。(5月21日まで)
エコール・ド・パリの時代に渡仏してモディリアニをはじめとする才能溢れる若い画家たちの溜まり場に藤田もいた。
このころのパリには綺羅星のような芸術家がたくさん集まっていた。
モンパルナスのKikiを描いた絵があった。
この画家たちのモデルをしていたKikiにあやかってつけたのが我が家の白猫Kikiの名前なのだ。
どの絵もそれぞれの時代を写しておりまた藤田の心を写している。
日本へ帰ってからの戦争画が目を奪う。
第二次世界大戦の敗戦がもたらしたものへの失望と日本への失望から藤田はパリへともどり、フランス国籍を得、カソリックに改宗する。
その心を思うと、日本の画壇、社会、しいては政治の文化度の低さを恨みたくもなろう。
晩年の類型化した子供たちの絵もまた、わたしには快いとはいえないまでも、決して悪い絵ではないと思われた。
動物の絵がとてもうまいので動物の絵のあるはがきばかり買って帰った。


コメント
こんばんは。
自分は 藤田嗣治氏の「猫の本」を持っています
とっても 素晴らしいですよ♪
  • A
  • 2006/04/21 1:07 AM
この前、TVで藤田さんのお話をやってた。
白い陶器のような肌色をつくった人だったよね?確か・・
何とはなしに見てたら結局最後まで見入ってしまった。
  • スママ
  • 2006/04/21 8:53 PM
Aさん
わたしもよほどそれを買って帰ろうかと思ったくらいです。猫の表情やしなやかな身体をとらえるのが上手ですね。猫への敬愛を感じました。

スママ
そうそう、あの特集でまた見たくなったひとふえたんじゃないかしら。
きれいだったわよ、陶器のような乳色の肌。
日本画的な味わいでした。
フジタの伝記も面白いらしい。
  • Sindyまま
  • 2006/04/21 11:46 PM
こんにちは。
おっしゃるとおり、日本の画壇の低レベルさゆえ、君代夫人はこれまで回顧展の開催に同意しなかったのかもしれません。
この展覧会で、少しでも多くの人が、藤田の才能、絵画に感動してくれることを願っています。
自由なランナーさんこんばんは
フジタの伝記によると、夫人はフランスにおいても作品の展示に難色を示されたようです。そのことがフジタへの適正な評価を遅らせてしまったともいえると思います。
これからはそんなことはなくなるでしょうね。
  • Sindyまま
  • 2006/04/23 10:49 PM
初めまして!
私も行ってきました、藤田嗣治展!
沢山の人がいらっしゃってビックリしましたけど、行ってよかった。
「猫」の絵の瞬間的な切り抜きともいえる迫力に見入ってしまいました!
あの「戦争画」の中の人間の表情を見てしまったら、
藤田氏が戦争に対しての悲惨さを伝えたかったのではないかと
思えて仕方ありません
トラバさせてください
コンドウさんはじめまして
藤田嗣治展のことを書いたらこれほどトラックバックがつくとは思いもよらないことでした。
ありがとうございます。
わたしも確かにあの戦争の絵に釘付けになりました。
あれのどこが戦争犯罪なのでしょうか?
本当にあのころの日本に誰一人として本当のことを言うヒーローはいませんでしたね。日本はヒーローのいない国ですね。
  • Sindyまま
  • 2006/05/28 12:00 AM
「日本はヒーローのいない国ですね」
たしかにたしかに・・・おっしゃるとおりですよ
でも、自分がヒーローになるのかどうか、なれるのかどうか
そう問われると自信ないかも。
でも自分の気持ちは確かに持って歩んでいきたいものです
それよりも猫ちゃん達の写真すばらしいですね
コンドウは実家が自営業なので引き取れないのが悔しいですが・・・

☆コンドウさんありがとう
はい、わたしが言いたかったのはあの終戦当時、あれほど兵隊さんや国民に無理をさせていて軍の上層部の中から本当に日本のことや国民のことを考えて行動するヒーローがいなかった、ということでした。
少し前にジョン。ダワーの「敗戦を抱きしめて」を読んでその思いを強くしたのでした。
子猫の写真もみてくださってありがとうございます。
みんな幸せになってくれると良いのですが・・・
そのつもりでがんばっています。
  • Sindyまま
  • 2006/06/01 11:06 AM
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