JUGEMテーマ:
趣味考えてみればだいそれたことをしたものだ。
友人アヤコから、アーティストでもなければ何でもない私に、自由が丘のギャラリーでの展示の話しをいただいたとき、頭の中は「できるわけない」であった。
もし娘が「ママの持ち物を出してみたら、面白い。写真もたくさん撮ってるでしょう。」と言わなかったら挑戦していなかった。
「ママの好きなアクセサリー、一般にはおかしいから。香水もたくさん持ってるでしょう。ハリポタもUK版で全部あるでしょう。そういうのを出すの。」
と言うのだった。
また「動物愛護や地域猫活動だけに偏ってはだめだよ。」とも念押しされた。
それでもまだ手探りのまま、思いつくものを頭の中で並べたり、ビックカメラに通って選んだデータをどんどん出力したりした。
自分がしてきたことや持ち物なんて誰が興味をもつものか。
しかし42825+サンチームプロデュースの
『のら猫算Tシャツ』は売らなければ!!
音楽も流そう。
久しぶりに高橋悠治の『パーセル最後の曲集』を聴いてみたらいい感じだった。ジョン・ケージの『季節外れのヴァレンタィン』もはずせない。ビートルズとエイミーはべただからあえてかけまい。
懐かしいEMU:Tもひきずりだしてきた。
masumiちゃんの助言で曲目リストは壁に貼ることになった。
たくさんの写真はとてもすべて貼りだせなかったが娘が大きさ、色味、テーマごとに直観的に分けながら全体のバランスを見てとりつかれたように貼ってくれた。
写真を選んではることが私にとって一番の難関であった。
個人的な思い込みで選ぶと絶対にうまくいかないと分かっていた。
それでも写真そのものは私はかなりフラットに撮っているので壁にとけこんでいたと思う。
中学時代の友人、高校時代の友人、大学時代の友人、ヨガ友、子供の学校のPTA仲間、ネットの仲間、犬友、猫友、お世話になっている新宿区役所、たくさんの人たちが来てくれた。それになんといっても里親さんたちがいらしてくれたことがうれしかった。
自慢できるようなものは何もないが、もうじき還暦を迎える自分のひとつの区切りになったと思う。
こんな機会を与えてくれたアヤコとマミちゃんに感謝。
そして
自由が丘の真っ白なギャラリーCanvasの「これからは個人の時代だ」とアートの展示のみにこだわらない、素敵な試みにもありがとうといいたい。
もちろんギャラリーに来てくださったみなさん、お花を送ってくださったみなさん、ありがとうございました。
おかげさまでほぼ完売。地域猫活動の資金となります。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。またご注文の品物については連休明けオーダーいたしました。少々お待ち下さい。
まん中のリボンがけになっているのはSindyの遺骨の一部がはいったヴィクトリア朝時代のアンティークのペイパーマッシェ。Angelアンティークマーケットで購入。
向かって左はPちゃん、右にはココちゃんが入っている。ココちゃんの遺骨が入っているハート型の容れ物は大英博物館で購入。
蓋が六角形の香水はすべてラルチザンパフーム。色々ある中で今は製造中止になっているVanilliaが一番のお気に入り。これが終わると次はない。奥の背の高いびんはミツコ。
手前の星型のびんはティエリー・ミュグレーのAngel。その奥の虹色のびんはエスティーローダーのBeyond Paradise。右隣はゲランのInsolenceのトワレ。手前はコムデギャルソンのWhite。
捨てたり売ったりせずにとってあるBeatlesのアナログレコード。LPもシングルもコンパクト盤(4曲入り)もとってある。右に見えるのは愛犬を亡くした方からいただいた美しいお手紙。
Sindyぐるみ。3体あっていつも旅のお供をしてくれるのは一番手前の子。
とっても好きな本。
奥の写真集はプレイボーイの付録。A Hard Days Nightの未公開写真。
手前はCity Catsという写真集。アメリカの消防士が救い出した猫に自分の酸素を送って蘇生させようとしているところ。ニューヨークで撮られた。
Retrieverの取材を受けた時の掲載誌。この交差点を写真撮影のために5回ほど渡った。
Sindyとの楽しい思い出。
イギリスのポロックトイミュージアムのおみやげ。紙でできたシアター。たたむとそのまま封筒に入れて送れる。
Victoria朝の衣装の着せ替え人形の復刻版。同じミュージアムで入手。
美しい妖精のオーナメント(自分で切り離して裏と表を貼り合わせて作る)これも同上。
正面の壁一面を使って写真を並べた。
高校からの友人とお嬢さん
猫の里親さんになってくださったご家族。
Tシャツをお買い上げくださったたくさんの人たち。
そしてギャラリーを訪ねてくださった、たくさんの友人知人にもう一度心から感謝を。